ヒアルロン酸注射を5回打ってるのに、 なぜ治らないのか?
「整形外科でヒアルロン酸注射を5回打ってもらったんだけど、全く良くならないんですよ。」
膝痛で、当院に来院されるクライアントさんの多くがこのように話されます。
レントゲンを撮ってみると確かに「関節内の変形」もあるようですが、さらに詳しく診察してみると、痛みの原因はそれだけではないケースが多々あります。
それは何かと言うと、痛みの原因が「関節外」にあるケースです。
ヒアルロン酸注射は「関節内」で起こる関節痛や関節炎には、ある程度有効ですが、膝痛の原因が「関節外」にある場合は残念ですが効果がありません。
なぜヒアルロン酸注射が膝に悪影響を及ぼすのか?
注射を打つという事は、注射針によって皮膚や筋肉などの組織に傷がつきます。
つまり、注射を打つたびに小さな怪我をしていることと同じなんです。
そしてこの怪我を5回も繰り返すと、その傷ついた組織が硬結となって新たな痛みの原因を形成してしまう事があります。
膝の痛みの原因が「関節外」にあるとは?
「関節外」とは膝関節を固定するための靱帯や腱や筋肉、関節膜、関節包を指します。
膝の痛みの原因が「関節外」にある場合、「関節内」ヒアルロン酸注射は非効率となります。
当院に「ヒアルロン酸注射が効かない」といって来院されるクライアントさんの9割9分は、「関節外」に原因があります。
特に筋肉です。
病院で整形外科の先生から同じ説明を全員が聞かされている
うちの治療院にはたくさんの膝痛のクライアントさんが来院されますが、その多くの人が整形外科や整骨院に何年も通ったけれど改善しなかった方です。
そして全員のクライアントさんが同じようなことを話されます。
『私の膝は加齢に伴い軟骨が擦り減ってしまい、体重が重く、運動をしていないから痛むんです。先生からは手術しかないと言われているのですが、手術だけはしたくない。この先、歩けなくなるのかと不安で・・・』と。
また、先生からは湿布・痛み止めの薬・そしてヒアルロン酸注射を処方されます。
『膝の軟骨が痛んでいるからヒアルロン酸注射を打って経過をみましょう』と言われ、週に1回、計5回打ったけど効果がなかった方が10割です。
皆、擦り減った軟骨が膝痛の原因の一つと信じていて、“老化だから仕方ない”と半分諦め、それでも何とかしたいともがいている方がとても多いです。
大抵が初回施術で半分以上の痛みが消えるのですが、実際に痛みを取って初めてクライアントさんは軟骨が原因でなかったことを信じてくれるのです。
このときに身体を触れずに半分以上の痛みは取れます。
魔法の言葉ですよね。
膝痛を完全に改善するためのたったの3点とは?
①「太ももの筋肉の使いすぎ」
よく整形外科で言われると思います。
「太ももの筋力が弱いからだよ」
「運動してないからだよ」
「歩きなさい」と。
独立する前まで私もそうおもってました。
しかし、実際に検査したところ筋力がない方は誰一人居ませんでした。
逆に太ももの筋肉を使いすぎていることが臨床上明らかになりました。
動画を見て確認してください。
②「股関節と足関節の機能不全」
膝関節は、股関節と足関節に挟まれている関節です。
それが故に、他関節からの影響を最も受けやすい関節と言われています。
股関節は臼関節と言って、関節の中でも一番動く関節です。
その関節が動かないとその動きを膝関節でカバーするんですね。
動画をご覧ください。
③「重心のずれ」
膝関節は、姿勢を保つために多く用いられる関節です。
そのため、体のバランスが崩れていると膝関節でバランスを取ろうと過剰に働いてしまい痛みの原因になることがあります。
その、バランスをとるのに重要ポイントとなるのが「身体の重心の位置」になります。
動画をご覧ください。
追伸
いかがでしたか?
今までの考えや環境で改善しなかったのならば、考えや環境を変えないといけません。
正直、整形外科に通っていて膝が治るのに3年も掛かったわよ。
って言う人がいます。
そんなわけはありません。
断言します。
それは治ってないです。
整形外科に通うのが治療だと思っているんだと思います。
整形外科の先生の言うことを、信じるしかないですもんね。
3年は長すぎます。
貴重な時間です。
もっと時間を大切に使って頂ける環境に移って欲しいと願うばかりです。
今現在も膝痛が治っていないあなた。
一度、考えを原点に戻して真っさらにしてみてください。
正しい道が見えてくるかもしれません。
あとはその道を進めるかどうかです。